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良い食品づくりの会

​食品のあるべき姿を追求する非営利の研修組織

人間にとって、食べることは”生きる”ことであるとともに、
おいしく、楽しく、食べ物をいただく知恵と工夫は食の文化を育んできました。
人びとに幸せをもたらしてくれるのは、おいしいひととき。
「おいしさ」の基本に、安全と安心があるのはあたりまえのこと。
そんな、あたりまえのことがあたりまえで無くなってしまった時代と社会の中で、
「良い食品づくりの会」は人間にとっての食のあり方を問い直し、
日々の暮らしの健康とおいしさを求めて努力を積み重ねています。

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人間の健康を維持していく上で、もっとも大切な食品は今日、深刻な課題をかかえています。大量生産・大量消費、飽食と飢餓、脅かされている安全性、農業の衰退、環境汚染の進行などです。伝統や旬の味の喪失も危惧されています。これらの諸課題は、確かにどれ一つをとっても個人や個々の企業の努力をはるかに超える問題を
含んでいます。
しかし、食品を作り、販売をする者は、現場を担う者としての責任を自覚し、原料の選択、加工の方法、流通のあり方などの自己検証と不断の改善を通して、時代環境に清流を注いでいくことが可能であると考えます。
会員は良い食品の4条件、良い食品を作るための4原則を厳格に
具現化することを誇りある義務とし、個々の努力を基礎にした
相互の研鑽に努めています。

食品供給者の良心宣言

​4条件と4原則

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4条件と4原則

会員は毎月1~2回の地域研修会や、年1回の総会、学識経験者を招聘して開かれる年2回の合同研修会(フォーラム)、

随時の工場見学などを実施して、良質な情報に基づく相互チェックと研鑽を重ねています。また定期的に消費者との対話を

目的とした博覧会を開催しています。

会の運営は、会員相互の自主的な発意と自己責任を基礎に、常に広い視野に立つ開かれた組織であることを目指しております。

また、良い食品の4条件、良い食品を作るための4原則を具体的に実現するために各食品ごとに品質基準を設定し、

公にしています。この品質基準は、会員の自己規制と商品テストの基準であるとともに、消費者に選択の基準を提示

することで「消費者の知らされる権利」(J.Fケネディ1962年[大統領特別教書]より)に応えようとするものです。

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​​年2回全国持ち回りで開催

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​​良い食品博覧会

​山梨、奈良、東京等で開催

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​各地区研修

関西、中四国、長野、関東他

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活動
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品目別品質基準表

《会の歴史》

  • 1974年11月 雑誌「貿易之日本」ー名古屋市ーの消費者問題特集号で、『食品産業とその良心の周辺』をテーマに、天野慶之氏(東京水産大学元学長・農学博士)、松田道雄氏(評論家・医学博士)、磯部晶策氏(食品コンサルタント・岩波新書「食品を見わける」著者)による座談会が行われ、良心的な食品製造者の孤立を防ぎ励ますために「何らかの組織が必要」であることが話し合われる。

  • 1974年12月 準備会の発足。岩下弥作氏(ナガノトマト社長)、松田三郎氏(チョーコー醤油社長)ほか「良い食品志向のメーカー」7社で旗揚げを確認。

  • 1975年3月 「良い食品を作る会」を8社で結成。

  • 1975~1993年1月 「良い食品を作る会」の活動。18年余の活動期間に、海外総会2回を含む58回の総会、社員・後継者セミナー(年1回)、百貨店催事(年3回)などを実施。1987年3月には佐々木重兵衛氏(佐々重社長)を初代会長に「良い食品を作る会販売協力店会」が組織される。1991年1月、良い食品の製造者と販売協力店が一本化される。1992年9月、会員数150社(製造者・販売者)。

  • 1993年1月 「良い食品を作る会」解散。消費者との接点である販売協力店のコーナーと連絡センターとして加島長作氏(加島屋社長)を後の活動のために残し組織を解散。

  • 1994年2月 関東と関西で旧「良い食品を作る会」会員が連絡センターを軸に合同研修(年2回)を開始。

  • 1997年7月 「良い食品づくりの会」結成。消費者に安全で美味しい食品を提供するため、加島長作氏(加島屋社長)を初代会長に、良心的な食品製造業者と販売者で構成する組織として、良い食品を作る会を継承した活動を再開。年1回の総会、年3回の良い食品づくりフォーラム、月1~2回の商品研修、食品の認定審査、環境問題の勉強会等が本格化。

  • 1999年6月 基本理念「4条件4原則」を決定。志水寛氏(高知大学名誉教授・日本伝統食品研究会会長・農学博士)の原案、天野慶之氏(東京水産大学元学長・農学博士)の助言を得て、会の基本理念として「良い食品の4条件・良い食品を作るための4原則」を協議して決定。また4条件・4原則を適用した各食品の品質基準を明確化。

  • 2002年3月 「良い食品づくりの会」を紹介した著書が発刊。「伝説の味 五十三紀行」、著者 中島信吾氏(朝日新聞社発売)。

  • 2004年6月 食のつくり手と消費者の対話を目的とした「第1回良い食品博覧会」を山梨県「清里・清泉寮」で開催。(2004年~2013年開催)

  • 2006年5月 第2代会長に井出民生氏(橘蔵酒造社長)就任。

  • 2010年10月 「良い食品通信」(季刊)創刊号発行。(2013年10月 13号発行)

  • 2012年10月 「第1回大和郡山良い食品博覧会」を奈良県大和郡山城ホールにて開催。(2012~2014年開催)

  • 2016年5月 「第14回良い食品博覧会」を東京・渋谷「ヒカリエ」で開催。(2016~2019年開催)

  • 2017年9月 第3代会長に三澤茂計氏(中央葡萄酒社長)就任。

  • 2020年9月 第4代会長に丸谷誠慶氏(丸八製茶場社長)就任。

  • ​2022年2月 「第62回良い食品づくりフォーラム」をWebにて開催。

沿革

​良い食品づくりの会 事務局

東京都中央区日本橋馬喰町1-7-3岡永ビル7F

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